トライデントでボーナス条件厳格化

7月1日付けで、キングネプチューンカジノなどトライデントグループのオンラインカジノのボーナス条件が変更されています。
初回ボーナスとNETELLER初回入金ボーナスでは、最低賭け額は以前は入金額とボーナス額の合計の15倍でした。
これが、20倍に変更されました。
この点は、他のカジノの標準的な水準と同じになったくらいでしょう。
ただし、今回の変更でより注目すべきは以下の点です。

除外ゲームでプレーし発生した勝利金を使って、除外ゲーム以外のゲームでプレーし、そこで勝利があった場合、この勝利金も無効となり、取り除かれる、もしくは没収されます。

正確な文言は記録していませんが、今回変更される前は、「無効となったり、取り除かれたり、もしくは没収されることがあります」という感じだったはずです。
要するに、以前の条件は、カジノ側の裁量の余地があるというものでした。
これが今回厳しくなって、「~することがある」から「~する」になっています。この点については、業界標準より厳しいと言っていいでしょう。
たとえば、スピンパレスカジノの現在の条件ではこうなっています。

要件を満たすベット額をプレイで賭ける前に除外されているゲームをプレイした場合、当カジノは全てのプレイを無効にしてアカウントを閉鎖し、プレイヤーのデポジットを没収する権利を有するものとします。

また、禁止ゲーム制のカジノのなかでも、一度は見逃してくれるということをルール化しているところもあります(フォーチュンラウンジグループ)。
誰でもうっかりということはあるので、一度間違えても警告だけで済ませてくれるというのはありがたいことです。
その意味で、今回のような絶対禁止問答無用没収制度というのは厳しすぎるだけでなく、親切でないように見えます。
もしこういう制度にするのであれば、ボーナス条件を満たす前に禁止ゲームでプレイしようとしたらソフトウェア内で警告メッセージが出るというようなシステムがないと、特に初心者には不親切です。
最近は、除外ゲームが一切なくどのゲームで遊んでもOKの、いわゆるezBonus的なシステムを適用するマイクロゲーミング系オンラインカジノも増えています。こういうところでは、勝った分がいきなり没収されるということは起こりません。
条件がはっきりと書かれている以上、どんな条件でも守らないといけないのは、プレイヤーとしての義務です。ボーナスをもらうときに各プレイヤーが受け入れている条件なので、当然そうなります。
ただ、そうは言ってもトライデントグループでここまで厳しい条件が導入されるというのは残念です。
キングネプチューンカジノのレビュー