ゲーミングクラブジャパンとeCOGRA

ゲーミングクラブジャパンはゲーミングクラブの日本市場向けカジノで、ソフトは本家と違い日本語で、サイトもサポートも別です。
ゲーミングクラブとは別の独立したオンラインカジノと言っていいと思います。プライスウォーターハウスクーパースによるペイアウト率の監査も、本家ゲーミングクラブとは別で受けています。
ですが、eCOGRA認定証はどうでしょう。
同カジノウェブサイトの「バックグラウンド」のページにはこのように書かれています。

ゲーミングクラブジャパンはイーコグラ(オンラインゲーミング規制保障機構)の信用できるオンラインカジノサイトにのみ発行される承認シールを獲得しております。ベルロックエンターテイメントすべてのサイトが保有しております。

私は以前から、eCOGRAウェブサイトの認定カジノリストにゲーミングクラブジャパンが入っていないのにも関わらず、ゲーミングクラブジャパンのウェブサイトにeCOGRAマークがついていることを少し不思議に思っていました。
最近ロンドンのICEに行った際に、eCOGRAのトップと話す機会があったので、いろいろな質問とともに、この件についてその後確認してもらっていました。
そして、eCOGRAはゲーミングクラブジャパンを認定カジノとしていないことが確認されました。ゲーミングクラブジャパンのウェブサイトには今でもeCOGRAマークが掲載されていますが、eCOGRAはこれの早期撤去を求める方針ということです。
eCOGRA認定カジノにおいては、通常は英語以外の言語のカジノについてもeCOGRAの監査をうけ、必要な基準を満たしていると確認された場合にのみeCOGRAマークを掲載することが認められているそうです。
キングネプチューンカジノの日本語サイトスピンパレスカジノの日本語サイトを見てください。両方とも、サイト上のeCOGRAマークをクリックすると、日本語で書かれた認定証が表示されます。
これは、日本語サービスについてもeCOGRAの監査に合格したことを示しています。
ゲーミングクラブジャパンでは日本語の認定証は表示されません(単純にeCOGRAウェブサイトに転送されます)。(どうでもいいですが、eCOGRAマークにマウスをあわせると表示される文字は「イーコグラ」ではなく、「イーコルガ」です・・・)
あまり褒められたことではありません。確信犯なのか関係者の勘違いなのか、そこは分かりませんが、プレイヤーをミスリードしかねません。信頼を破壊するような行為は、ただの間違いであっても止めてもらいたいと思います。
2月6日追記
トップページのeCOGRAロゴは撤去されたようですが、バックグラウンド(ゲーミングクラブとは?)のページの「ゲーミングクラブジャパンはイーコグラ(オンラインゲーミング規制保障機構)の信用できるオンラインカジノサイトにのみ発行される承認シールを獲得しております。」はそのままです。