Major Millionsに異変?

350万ドルを超えているミリオネアズクラブや最近オンラインジャックポットの世界新を出したゴールドラリーのせいで、マイクロゲーミングの「元祖巨額プログレッシブ」のMajor Millionsはすっかり目立たなくなっています。
過去1年の最大ジャックポット額が70万ドル強ですから、それも仕方ないかもしれません。
で、Major Millionsの最近のヒット履歴を眺めていたのですが、変な傾向に気がつきました。
今年の6月以降、ジャックポット額がとても小さいのです。
$62,181.64 / 01 Jun 2006
$29,401.87 / 04 Jun 2006
$291,663.45 / 07 Jun 2006
$26,895.98 / 11 Jun 2006
$25,563.73 / 11 Jun 2006
$292,457.00 / 20 Jun 2006
$62,085.52 / 03 Jul 2006
$29,561.81 / 07 Jul 2006
これ以前も10万ドルを下回るようなジャックポットも出ていましたが、それは例外なくピッグスカジノ(旧Piggs Peak Casino)のランド建ての場合でした。
プレイヤーのアカウントが米ドルでもポンドでもユーロでもランドでも表示されている数字の通りに支払われるので、アカウント通貨がランドになっているプレイヤーが当てると、金額は小さくなります。
でも、6月以降の小さいジャックポットはいずれもピッグスで出たものではありません。
いったい何でしょう?
5月31日にメジャーミリオンズにMegaSpin Progressive Major Millionsが導入されましたが、実はそれが原因です。
MegaSpin版の場合、従来の2つのバージョンと違って、コインサイズを自由に下げることができます。コインサイズを下げると、それに従ってジャックポット額も一緒に下がります。
つまり、メジャーミリオンズが登場した当初は最低25万ドル(または他の通貨)を保証というのがうたい文句でしたが、いまはそれが適用されていません。
小さいコインサイズのプレイヤーが増えた、ジャックポットが「成長」する前に小さな額でどんどん出てしまうわけです。
これによって、もはやMajor Millionsでは100万ドル超えが事実上期待できなくなりました。
マイクロゲーミングの場合、プレイヤーが多いので一定期間に払い出すプログレッシブジャックポットの金額は圧倒的に業界ナンバーワンです。それでも、巨額モノがないというのはちょっと寂しいものがありますね。