カジノの祭典「G2E ASIA」レポート 番外編その2

G2Eレポートはこちらから。

G2E ASIA レポート その1
G2E ASIA レポート その2
G2E ASIA レポート その3

番外編その1はこちら

ずいぶん間が空いてしまいましたが、
マカオの紹介を続けますね。

前回、マカオには古いほうと新しいほうがある
と書きましたが、今回はその古いほうのマカオです。

こちらの地域は昔ながらのカジノが様々に立ち並び、
中でも有名なカジノがこちら。

リスボア

リスボアです。
作家の沢木耕太郎さんが『深夜特急』でハマったカジノがここ。
あの大小の熱さと沢木さんの熱狂ぶりにワクワクした人もいるんじゃないでしょうか。

実際、古いほうのマカオのカジノは観光客向けというよりは、
むしろ地元の人たち向けという感じです。
あまりきれいじゃないのですが、レートもわりと安く、
何より活気が違います。
いい意味で鉄火場という様相なのです。

また、古いほうの地域は街とカジノが隣接しています。
街も昔から栄えていた地域ですので、
世界遺産なんかもあちこちにあります。

聖ポール天主堂

有名な聖ポール天主堂跡も街中に唐突に現れるという印象。
こちらは入り口の壁だけが残っている不思議な教会です。
私が行ったのは夜だったので、残念ながら中には入れませんでしたが、
(と言っても中には何もないのですが)
教会の周りでは街が賑わいを見せていました。

マカオの街並み

盛況ぶりが伝わるでしょうか。
ここら辺はお土産屋というより、完全に繁華街。
日本で言えば、新宿の歌舞伎町や浅草に近い感じでしょうか。
なので、

おでん屋

こんな感じのおでん屋さんや、ビーフジャーキー屋さん、
なんだかよくわからない肉料理屋さんとかがずらりと並んでいます。
しかも、値段が安い。
地元感を味わうには最高だと思います。

ちなみに、私がこちらで食べた料理がこちら。

美味い料理

パラパラの炒飯とカレーのようなもので芋と豚肉を煮込んだ
不思議な料理とビール。これが、抜群に美味いのです。
いやあ、マカオに来てよかった、と心から思いました。
それぐらい美味しかったです。

ちなみにお値段と料理名はこう。

レシート

1香港ドルは13円ぐらいですから、だいたい2000円ぐらいです。
ん? 高くない? と思ったあなた、大間違い。
写真じゃ伝わらないかもしれませんが、この料理、量がものすごいのです。
これで下手したら3人で食べられるぐらい。
そう考えると、安いでしょ(あまりに美味しかったので私は一人で食べきりました)。
料理名はわかりませんが……。

他にもいろいろと街を楽しめるのが古いほうのマカオのいいところですね。
中でもカジノに興味ある人に行ってもらいたいのはここ。

ホリデイ・イン

「ホリデイ・イン」の中にあるカジノです。
カジノ内で写真は撮れないので、言葉で説明しますが、
ここには謎のゲームができる台が一台だけあります。

縦に長い麻雀牌のようなものをディーラーが器用に並べて、
サイコロの目にしたがって、それをお客に配ります。
お客が金額をベットしたら、ディーラーは自分の牌を広げて、
その後、お客の牌も広げて、勝負がつきます。

なんとなく、ブラックジャックのような感じなのですが、
いくら見ていてもルールがわかりません。
恥ずかしながら、私は一時間以上、ずっと見学を続けたのですが、
結局、何が行われているのかわかりませんでした。
ただ、ゲームの様子は独特で、いくら見ていても飽きません。
テーブルについているのも、いかにも昔から通っているお客さんたちで、
和気あいあいとしているのも面白かったです。

一応、大きさを問わず、カジノというカジノを巡ってみましたが、
このゲームをやっているのは、「ホリデイ・イン」の一台のみでした。
気になる方はぜひ見に行ってみるといいですよ。

後は豆知識を少し。
古いほうのマカオには安いコンビニなども多く、
見たこともないようなものが簡単に手に入ります。
が、これ。

まずい酒

これだけはやめておいたほうが無難です。
安いし、度数もあるし、寝酒にちょうどいいかと思い買ってみたのですが、
いやあ、なんというか、とにかく不味い。
生まれてこの方、こんなに不味いお酒を飲んだことないってぐらい不味い。
私は泣きそうになりました。

あと、古いほうと新しいほうの移動にはタクシーが便利なのですが、
地元のタクシーの運転手さんには英語が話せない人もわんさかいます。
かといって中国語は発音が難しくて伝わりません。
なので、場所を検索しておいて「漢字」で書いておくと便利です。

例えば、聖ポール天主堂跡なら「大三巴牌坊」。
新しいほうのホリデイ・インなら「金沙城中心 假日酒店」。
このメモを見せるだけで、だいたいは通じます。
少なくとも私はこれでなんとか乗り切りました。

では、まとめを。
ショッピングやレジャーを楽しみたいなら新しいほうのマカオ、
地元の雰囲気を味わいたいなら古いほうのマカオ、
と行き先を変えてみるのが、マカオの楽しみ方としてはおススメです。
どちらもそんなに距離は離れていませんので、両方行ってみて比較してみるのも、
おもしろいかもしれませんね。

みなさんももしマカオに行く機会がありましたら、参考にしてください。

G2Eレポートはこちらから。

G2E ASIA レポート その1
G2E ASIA レポート その2
G2E ASIA レポート その3

番外編その1はこちら