米禁止法案関連のいくつかのトピック ( 2006年10月03日 )

アメリカの禁止法案に関して多くのニュースや情報が飛び交っています。

いくつかピックアップしてみます。

  • いつ法律になるか?いつ施行されるか?

    ブッシュ大統領は今週中(10月6日まで)にサインするというのが一般的な見方です。大統領がサインした瞬間に法案は法律となります。

    その後、金融機関等が新法に基づいてオンラインギャンブル関連の決済をブロックするまで最大270日間の猶予期間がもうけられています。

    関係ニュース: Bush to sign bill to prevent Internet gambling

  • アメリカのポータルサイトは消えるのか?

    オンラインギャンブルを専門とする弁護士によると、アメリカ国内にいる人が運営するサイトでオンラインカジノの宣伝をしている場合、違法となる可能性が高いということです。

    今の時点では主要なポータルサイトは運営を続けていて広告もそのままですが、slotcharts.comのように一時停止しているサイトもあります。

    関連サイト: The Unlawful Internet Gambling Enforcement Act of 2006 Analyzed

  • NETELLERはどうなるのか?

    月曜日のロンドン証券取引所での取引で株価が暴落したネッテラーですが、公式見解をサイトで発表しています。

    US Member Update: 1st October 2006
    http://content.neteller.com/content/en/member_businessupdate.htm

    実際の規制がどのようになるのか見る必要がある、ということと、米国外にビジネスの拠点を置くネッテラーがアメリカの法律でどのようにカバーされるのか定かではないということが書かれています。

    さらに、太い文字で「NETELLER continues to operate its business as normal. 」、つまり通常通り営業を続けるとしています。

    ただし、昨日以降アメリカの人がログインしようとすると、改訂された使用条件に同意するように求められるという話もあり、まったくそのままという訳でもないようです。

  • 「誰も予想していなかった」

    ブルームバーグのこの記事では、オンラインギャンブル株に投資していた専門家も直接の当事者も今回禁止法案が通過することは全く想定していなかったと書いています。

    PartyGaming, Sportingbet Plunge on U.S. Gambling Law (Update7)
    http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=a6BTLrSohXn0&refer=home

  • アメリカ対イギリス?

    イギリスBBCは、今回のアメリカの禁止法案によってもっとも影響を受けたのはイギリスをベースとするオンラインギャンブル企業であり、法案が対象外としているオンラインでの馬券やビンゴはすべてアメリカ企業が運営している、これはただの保護主義か?と皮肉を書いています。

    US gaming ban hits UK firms most
    http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/5400482.stm

  • 米国の陰謀説

    上と似たような話ですが、今回大手オンラインギャンブル企業がアメリカから引き上げることになった場合、従来あった法的なリスクがこれらの企業から消え、そうしたクリーンな企業ならばアメリカの大手ランドカジノ(MGMやサンズ等)も結果的に手を出しやすくなった、という見方が示されている記事があります。

    Online gambling set for takeover wave
    http://msnbc.msn.com/id/15109442/

    実際、今回の法案可決によって888やパーティーゲーミングの企業価値はかなり下がりました。もちろん今後アメリカからの売り上げが見込めない以上当然ですが、買収の対象になりやすくなったのは事実です。

  • 金融機関はどうみているか

    当初、面倒を増やすだけだということでこの種の法案に強く反対していたアメリカの銀行ですが、今回はどうでしょうか?

    Banks See Protections in Gambling Bill
    http://www.chron.com/disp/story.mpl/ap/fn/4230098.html

    この記事をみる限り、あまり心配していないようです。というのは、規制のための指針は政府が作成することになっていて、その規制の指針は無理難題にはならない見込みだから、ということです。

というわけで、今週いっぱいはまだいろいろな動きがあり、様々な説も飛び出しそうです。いずれにしても、今回の法案が大きな影響を及ぼしていることだけは確かなようです。

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