eCOGRAで大きな路線変更

eCOGRA(イーコグラ)が従来の方針を大きく変えました。
3月13日付けのプレスリリースによると、以下のような変更がなされています。

  • 以前は、オンラインカジノやポーカールームがeCOGRAから認証(Play It Safeマーク)を受けるには、まず使用しているソフトウェアの会社がeCOGRAのメンバーである必要があった。この制限が撤廃された。
    ソフトウェア会社がeCOGRAメンバーになっていなくても、各カジノやポーカーが所定の監査を受けて合格すれば認証される。

  • 監査の手続きは、運営会社の実地検査を含めて従来と同じ。
  • Total Gaming Transaction Reportsという、ペイアウト率やカードシャッフルとRNGの適正さを示すレポートを各カジノやポーカーに発行する。

このような変更の背景には、メンバーになっていないソフトウェア会社のソフトを使用しているオンラインカジノからの強い要請があったということです。
おそらく半年以内には、プレイテックやクリプトロジックやウェイジャーワークスなどのオンラインカジノやポーカーが次々と認証されることになるでしょう。
そして、これらの認証カジノでは、プレイヤーはeCOGRAの仲裁サービスを受けることができます。ですから、プレイヤー保護という面では前向きな動きと言えるでしょう。
ちなみに仲裁サービスは、これまで担当者は一人でしたが、数人に拡大されたそうです。
最近は、eCOGRAはカジノ寄りの裁定ばかりしているという批判も実はあるのですが、人員拡大によってこの辺りも改善されることを期待します。
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