「GLADIATOR」 グラディエイター 

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GLADIATOR

ハリウッド超大作といえば、かつては『ベン・ハー』や『十戒』など、史劇ブームが席巻した時期もあったが、1963年の『クレオパトラ』以降は、ぱったり製作されることも少なくなってしまったのぉ。
大女優エリザベス・テイラー主演のこの作品は、現在の資産に換算すると3億ドル以上の巨額の製作費を費やし、3年以上の年月を要した上に、上映時間も3時間を優に超えるという、まさに文句なしの超大作じゃ。
しかし、あまりにも費用がかかりすぎたために、製作中から20世紀フォックスの経営を圧迫し、公開が危ぶまれたり、公開後ヒットはしたものの利益にはならず、あまつさえ批評家からは、散々な悪態をつかれる始末・・・。
まさに労多くして功少なしという作品となり、その後、これほどの超大作史劇映画が製作されることは少なくなってしもうたんじゃ。

ところが、2000年になり、満を持して『グラディエイター』が公開されることになった。
リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の歴史劇風アクション大作は、まさにハリウッド史劇映画の復活を担って登場したわけじゃな。
かつては、数万人規模のエキストラや、実物大の巨大セットなど、製作費を膨らませプロデューサーの頭を悩ませた部分を、新たな映画製作技術のひとつコンピュータグラフィックに任せることで解決。
数々の映画賞に輝き、その後のハリウッド流CG史劇興隆への足がかり的作品となったんじゃ。
映画がCGと組むことで、新たな時代が出現したのだ。
そして、この歴史的作品をスロット化したのが、この『Gladiator』なんじゃよ。

■ 特徴 優れた点

基本的には、よくある25ラインスロットじゃが、背景にコロシアムがそびえ、これから始まる”戦い”に期待が膨らむではないか。
まず映画原作スロットの肝でもある、ビジュアル面はなかなかのものじゃ。
オープニングムービーはもちろん、絵柄が揃った時やボーナス時など、さまざまなシチュエーションで劇中の名場面が再現されるようじゃな。
なぜか、主演のラッセルクロウだけが登場しないのは、よくある”大人の事情”じゃろう。
それ以外のキャラは、映画のシーンを使用した動画で見られ、イラストやCGでの誤魔化しもなく、映画のファンにとっては及第点じゃな。
ゲーム自体は、25ライン機らしくちょっとした小当たりを重ねつつ、出費を抑えながら各種ボーナスを待つことになるわけじゃ。
しかも、本機には「ギャンブル」システムが搭載されているのが嬉しいではないか。
これは、いわゆる「ブラック&ホワイト」ゲームで、次に表示されるトランプカードの色が、赤か黒かを当てるというもの。
ダブルアップリミットは1250ドル。
小当たりでも運次第では、大量獲得につなげられるわけじゃ。
無論、徐々にダブルアップしていくこともできるが、2択とはいえ、連続して当て続けるのは、やはりかなりの強運が必要じゃ。
そこで大量獲得時にギャンブルしたほうが、少ない運でも一気に増やせるかもしれない。
運さえあれば、ボーナスゲームを待つまでもなく、かなりコインを増やすことが可能なのじゃよ。

■ ボーナス

ボーナスゲームは2種類用意されとる。
コロシアム絵柄のスキャッター3個が現れると始まる「コロシアムボーナス」と、ヘルメット図柄のワイルドが3個出現で始まる「グラディエーターボーナ
ス」。
「グラディエーターボーナス」は、ブロンズ、シルバー、ゴールドのヘルメットが無作為に9個出現し、それぞれの賞金を獲得するというものじゃ。
ゴールドが数多く出れば、けっこうな賞金じゃよ。
基本的には、消費してきた賭け金を少し戻すためのボーナスだと思っておいたほうが良いじゃろうな。
一方、「コロシアムボーナス」が、このスロットの肝となるボーナスで、運次第では大量獲得のチャンス。
基本的にはフリーゲームで、表示される石の列から任意のものを選ぶ。
1列目はフリーゲーム数で、2列目がマルチプライヤーとなり、ふつうは2列目まで選択できることが多い。
選択すると、獲得したゲーム数のフリーゲームでボーナスを獲得するわけじゃが、もちろん、フリーゲーム中でも「グラディエーターボーナス」が発生すれば、
それも獲得可能じゃ。
しかし、この「コロシアムボーナス」最大のポイントは、3列目と4列目の石を削った時じゃよ。
3列目では、追加スキャッターを獲得でき、4列目では追加のワイルドを獲得できるんじゃ。
この時、フリーゲーム中にスキャッターやワイルドを多く出現させることができれば、一挙に大量獲得というわけじゃ。
25ドルのベットが、一気に数千ドルになる可能性もあるんじゃから、うまくいけば笑いも止まらんじゃろうて。
プログレッシブ・ジャックポットを搭載せん機種としては、まさに驚異の破壊力を秘めていると言えよう。

■ 改善点

ギャンブル性も高く、グラフィックも美麗で映画ファンも満足のスロット。
しかし、基本的にフリーゲーム待ちという、ごくごく普通のスロットに過ぎないことが少々物足りない。
原作付きスロットならではの、ゲーム性を無視するほどのド派手な演出があっても良かったのではないか。
超大作作品で、古代の格闘士が主役の映画ならではの、バトルシーンなどを演出に絡めて欲しかった。
“大人の事情”で、主人公の映像が使えなかったことが、このようなゲーム性に落ち着いた結果で、その不自由な環境でここまで仕上げた開発スタッフの努力や発想には脱帽じゃが、できれば、もう少しバトルを感じさせるスロットにして欲しかった。
ま、贅沢かもしれんがな。

■ 総評・まとめ

ほとんど無理矢理難癖を付けたような具合じゃが、基本的に、この『Gladiator』は完成度の高いスロットじゃろう。
グラフィック、操作性、ボーナス、そして演出面においても、文句の付けようのないクラスに仕上がっておる。
少額投資では、「ギャンブル」を積極的に利用して収支を安定させ、張り込めるようになったら、「コロシアムボーナス」で大量獲得を狙っていく。
そんなギャンブル性の高いプレイが好みの人はもちろん、単純に原作映画が好きだから、ちょっとだけプレイしてみる程度のプレイヤーでも、存分に楽しめる作品じゃな。

by ゲーム仙人サイトー

■ 得点

 

スペック
ライン数: 20
リール数: 5
プログレッシブ:

 

評価項目 各10点
ギャンブル度: 9
ボーナス・演出度: 8
オリジナリティ: 7
グラフィック: 9
プレイの快適さ: 9
総合得点: 42

 

■ ランク

■ 詳細情報

タイトル:Gladiator
開発元:プレイテック
リリース: 2009年

■ プレイ可能なカジノ



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