逆に一気に勝ち上がってきたのが、前評判の低かったフェラーリのアロンソです。マシンの完成度も素晴らしく、最後には2位のベッテルに圧倒的な差をつけて堂々の優勝をはたしました。
レッドブルとマクラーレンの2強になるかと言われていたところに、割って入ってきたフェラーリ陣営。
ますます混迷の様子を呈してきたF1は、いよいよ今週末、第10戦、ドイツGPに突入します。
それでは、いつものように表彰台を予想してみましょう。
今回、ポイントとなるのはやはりフェラーリの存在です。
シルバーストンで見せた速さが本物なのかどうか。それによって順位は大きく変わってきます。
はたしてフェラーリのマシンは完成形に近づいたのか。
答えは「ノー」です。
というのも、イギリスGPでの空力に関するレギュレーションが特例中の特例だったからです。
シーズンの途中でレギュレーションを変更するという失態を演じたFIAは、ドイツGP以降の空力レギュレーションをヨーロッパGP以前と同じものとすると発表しました。
これは、速いレッドブルが戻ってくることを、そしてフェラーリにとってはまた厳しい状況になることを意味しています。
紆余曲折を経ながらも確実にマシンを進化させてきたフェラーリですが、前のレギュレーションに戻るとなると、やはりレッドブル、マクラーレンには敵いません。まして、次のレースは高速コーナーが続くニュルベルクリンク。苦しくなるのは間違いありません。
逆に期待できそうなのは、マクラーレンでしょう。
ここまでいまひとつパッとしてこなかったハミルトンにとっては絶好のチャンスだと言えます。
もちろん、レッドブル優勢なのは変わりありません。特にベッテルにとってはドイツは母国GP。否が応にも力が入ることでしょう。
では、ここでいつもの表を見てみましょう。
| ドライバー | ドライビング | ピット戦略 | 勢い | 運 | 総合計 | オッズ |
| ベッテル(レッドブル) | 5 | 3 | 4 | 4 | 16 | 2.00 |
| ウェーバー(レッドブル) | 4 | 5 | 3 | 4 | 16 | 6.00 |
| アロンソ(フェラーリ) | 5 | 4 | 5 | 5 | 19 | 4.00 |
| マッサ(フェラーリ) | 3 | 4 | 4 | 3 | 14 | 34.00 |
| ハミルトン(マクラーレン) | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 | 7.50 |
| バトン(マクラーレン) | 4 | 4 | 4 | 4 | 16 | 13.00 |
| シューマッハ(メルセデス) | 3 | 3 | 2 | 2 | 10 | 101.00 |
| ニコ・ロズベルグ(メルセデス) | 4 | 4 | 4 | 3 | 15 | 67.00 |
| 小林可夢偉(ザウバー) | 4 | 3 | 3 | 2 | 12 | 751.00 |
(オッズはウィリアムヒル7月16日現在のものです)
総合計で考えるなら、アロンソがトップ。それにレッドブルとマクラーレンの各2人が続く形になります。が、先ほども言ったように、今回はレギュレーションがフェラーリにとって大きな壁。
アロンソにとっては厳しいレースですが、それでも優勝を飾れるようなら、今後チャンピオンシップに絡んでこられると思います。期待したいのは山々ですが、でも厳しいのは変わりません。
こうなると有利なのはベッテルですが、母国GPという点がやや気になります。母国は力が入ってしまう分、逆にドライバーにとってプレッシャーになることも多いからです。
もし、ベッテルがここで優勝するようなら、もはやチャンピオンシップを手に入れたも同然となるでしょう。
そこら辺をすべて踏まえたうえで、表彰台を予想します。
1位 ハミルトン
2位 ベッテル
3位 アロンソ
個人的にはアロンソに優勝して欲しいと思うのですが、現実的に考えてギリギリ3位に入ってくるとしてみました。
優勝は確率的に可能性の高いベッテルを外して、敢えてハミルトンを立てています。ここで何かをやってくれなければ、ハミルトンはチャンピオンシップ脱落だ と思います。
他にもウェーバーや、バトンら強豪揃いで、予想が立てづらいドイツGPですが、今後を占う上でも重要なレースになると思われます。
開催は7月24日(日)。いまから結果が楽しみです。
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