eCOGRAがペイアウト率監査を開始

ペイアウト率のレポートといえば、従来はPWC(PricewaterhouseCoopers)とTST(Technical Systems Testing)によるものが代表的でした。
これにeCOGRA(E-Commerce and Online Gaming Regulation and Assurance)が加わりました。
eCOGRAについて
すでにいくつかのマイクロゲーミング系カジノは、レポートをPWCからeCOGRAに切り替えています。
インターカジノやカジノオンネットなどPWCにペイアウト監査をさせていたカジノも、それぞれiTech LabsやGaming Associatesといった別の機関にレポートを発行させています。おそらくPWCは、アメリカの禁止法のからみで、この関連の業務から手を引くのではないでしょうか。
さて、eCOGRAはどのようなプロセスでオンラインカジノのペイアウト率実績値をチェックするのでしょうか?
eCOGRAのトップのAndrew Beveridge氏に直接聞いてみました。
基本的には、PWCと同じような方法をとって、ペイアウト率を検証するそうです。
実際eCOGRAには元PWCのスタッフを二人いて、さらにマイクロゲーミングでペイアウト率レポートを担当していたスタッフもいて、彼らがeCOGRAで監査業務に携わっているということです。
そして、このペイアウト率やRNGの監査を外部から更にチェックしてもらうために、四大会計事務所のひとつと契約予定だそうです。
なるほどという感じですが、ただ、PWCによる従来の監査と比較しても、プレイヤーにとって変更のメリットは特にないように見えます。
これについては、Beveridge氏は、「ペイアウトもRNGも、そのチェックと認定のプロセスの透明性を高めていき、さらに頻度や公開範囲を上げることも計画している」とのことでした。
それが実現すれば、プレイヤーにとって更に役立つ情報になるかもしれません。
ペイアウト率実績の一覧