アメリカ人に強い逆風

BETonSPORTSのトップが米国で拘束されたことを受けて、混乱が続いています。
関連記事: イギリスとアメリカの好対照
Bodogがラスベガスで開くことになっていたオンラインギャンブル関連の国際会議は、中止(延期)されました。
大手スポーツブックのCoral Eurobetは、アメリカ居住者のアカウントを一斉に閉鎖しました。(残高支払いは一週間以内に行われるそうです)
また、オンラインポーカーのPokerChampsも、アメリカ居住者のアカウントを21日に閉鎖するということを発表しています。
スポーツブックだけでなくポーカー運営会社もこのような決定をしたことに、驚きが広がっています。
そんな中、プレイテックは声明を発表しました。

NICOSIA, Cyprus, July 20 /PRNewswire-FirstCall/ — The Board of Playtech Ltd (“Playtech” or “the Company”), the AIM-listed international designer, developer and licensor of software to the gaming industry, notes the recent fall in its share price and would like to clarify that it does not provide sports betting software and that it is not an online gaming operator.
Its operations are the supply of licensed software to operators in online casino, poker and bingo markets.
(Playtech Limited – Statement Reference Share Price Movement / Yahoo! Finance)

つまり、プレイテックはスポーツブックには一切かかわっておらず、またオンラインカジノとポーカーとビンゴのソフトを供給しているだけで、オンラインカジノ等を自社で運営しているわけではない、という内容です。
なぜプレイテックがこんなプレスリリースを出すかというと、BOSのニュースで株価が猛烈に下がったからです。
プレイテックの最近三ヶ月の株価チャート (Yahoo! UK Finance)
自社で運営しているわけではない、という苦しい説明しか持ち出せないところが、逆に今回の事態がいかに深刻に受け止められているかということを示しています。
一体どうなるのでしょうか。引き続き注目です。



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