オーナーが不正?アブソリュートポーカー

オンラインポーカーの世界では、つい先日フルティルトポーカー(Full Tilt Poker)で、他のプレイヤーのハンドが見えているプレイヤーの存在が話題となり、払い戻し騒ぎとなりました。
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その直後、ポーカー大手のアブソリュートポーカー(Absolute Poker)でも、同様のスキャンダルが発生しています。
Wizard of oddsも、この件を分析した暫定レポートを発表していますが、限りなく黒という内容です。渦中のプレイヤーPOTRIPPERが実際にしたような異常な勝率をたたき出せる確率は6.6兆分の1という計算になるそうです。
Absolute Poker Investigation (Wizard of odds)
しかも、今回はAbsolute Pokerの共同オーナーの一人であるScott Tom氏がプレイヤーPOTRIPPERのゲーム中に他のプレイヤーのハンド内容をPOTRIPPERに流していたという状況証拠まで明らかになっていることが、New York Timesのサイトで取り上げられています。(しかもその証拠は、アブソリュートの内部スタッフが意図的に漏らしたという説もあるので、映画じみていて面白いです)
The Absolute Poker Cheating Scandal Blown Wide Open
今後どのように調査が進むのか興味深いところですが、こういうスキャンダルが続くと、オンラインポーカー一般の評判が急速に悪化する可能性さえあります。
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10月21日追記
大手メディアMSNBCにこの件についての内部者のコメントが掲載されています。アブソリュートの技術スタッフが、システムにセキュリティホールがあることを幹部に知らしめるために敢えて今回の行為を行ったもので、不正で得たお金はアカウントにそのまま置いてあるということです。さらに、その技術スタッフがScott Tom氏のアカウントを使用していたようで、Scott Tom氏が関わっていたわけではないと書かれています。
Online poker cheating blamed on employee



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