ゲームレビュー 「Monty Python’s Spamalot」 by ゲーム仙人

■ Monty Python’s Spamalot

1975年の映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』を元にしたコメディ・ミュージカルの舞台劇『Monty Python’s
Spamalot』をスロットにしたんじゃな。
アーサー王伝説を題材にしてモンティ・パイソン独特のブラックな笑いで覆われた伝説の名作じゃ。
とてつもなく不謹慎な内容なので、これ以上触れることはせんが、なかなか人気の舞台でな、日本でもそうそうたる演劇人の手によって再演されとるぐらい
じゃ。
ま、あちらの(特に英国の)人々にとっては「アーサー王」も「モンティ・パイソン」も一般常識なので、タイトルを見ただけで期待はマックスじゃろう。
もちろん、その期待を裏切らない仕掛け満載のスロットじゃぞ。

■ 特徴 優れた点

基本は5リール20ラインの一見ごくごく普通のスロットじゃ。
通常絵柄はアーサー王が5つで600倍なのが最大じゃな。
聖杯絵柄のワイルドなら5000倍と特大じゃが、そう簡単には出現せんじゃろう。
基本は、やはり通常時の小当たりを重ねつつ、ボーナスやフリースピンを待つという感じじゃろう。

■ ボーナス

ボーナスは、まさにモンティ・パイソンならではの面白さじゃぞ。
原作の『~ホーリー・グレイル』や舞台の『~Spamalot』を知っていれば、なお楽しめる仕様じゃ。

まずボーナスじゃ。
「BONUS」絵柄が1リールと5リールに出現で突入。
4つのボーナスステージがあり、「城に突入」、「誰も通させない」、「NIと言うナイト」、「キラーラビット」ゲームを遊べるんじゃ。

「城に突入」は”ウシにぶつかる可能性が高いボーナスゲーム”で、城を攻略しにやってきたアーサー王一行に、城側はウシを投げて阻止しようとする場面
じゃ。
6つある戦略拠点のマスから1つを選び待機すると、ウシが飛んでくる。
ウシがそれてくれれば賞金じゃ。
賞金ゲットで、ふたたび拠点選び。
ウシが外れれば外れるほど賞金を加算できる。
ウシが当たったら賞金が合計されて終了。

「誰も通させない」は”とんでもなく勇敢なナイトのボーナス”。
アーサー王一行の行く手を阻むナイトを撃退するゲームじゃな。
初期マルチプライヤーは×5じゃ。
ナイトの手足を攻撃して、どんどん切り落としていくんじゃ。
もし、攻撃が失敗するとマルチプライヤーも1つずつ減っていく。
4回目の攻撃が終了した時点でマルチプライヤーの倍率で賞金が倍増する。
できればストレートでナイトを撃退したいもんじゃな。

「NIと言うナイト」は”「NI」とあなたに言わせるボーナス”。
ちょっとひねっているところも、いかにもモンティ・パイソン風じゃろう。
「NI」という口癖がある巨大なナイトが低木を要求してくるので、アーサー王一行は民家から低木を集めることになるんじゃ。
3軒の家があるので、そこから低木を集めてナイトのところに持っていくと賞金を提示される。
それで良ければ、その賞金をもらえるわけじゃな。
もし、その賞金が気に入らなければ、再度挑戦することも可能じゃ。
最大で3回のチャンスじゃな。
しかし、3回目の賞金が確定になるので、どこで止めるかがキモになるわけじゃ。
案外最初の選択が一番良かったということもあるぞ。

最後は「キラーラビット」で、”これは通常のバニーボーナスではありません”というボーナスゲーム。
6人のナイトが道を通るために、キラーラビットを退治しなければならんのじゃ。
しかし、5つの岩のどれかの後ろに隠れたキラーラビットは、狡猾な殺人ウサギじゃ。
ナイトの投げる手投げ弾をかわして、ナイトを食い殺してしまう。
うまく手投げ弾をキラーラビットが隠れている岩に当てることができれば、生き残ったナイトの人数分の賞金を獲得できる。

以上のボーナスゲームがループするようになっとるんじゃ。

さて、このスロットにはフリースピンも搭載じゃが、これはジャックポットで説明しよう。

■ ジャックポット

プログレッシブではないが、ジャックポットも搭載しとるぞ。
このジャックポット獲得への道程じゃが、まずはフリースピンに当選すること。
フリースピンはスキャッターが3個出現で突入。
10回のフリースピンを獲得できる。
すると3リール目に「ジャックポット」絵柄が追加されるんじゃ。
さらに、スロット上部に「ジャックポットゲーム」欄が表示されるようになる。
そして、10回のフリースピン中に「ジャックポット」絵柄出現で「ジャックポットゲーム」欄の空欄が埋まっていくんじゃ。
全部で5個ある空欄が埋まるとジャックポットゲームの開始じゃ。
フリースピンでの賞金が確定したら、いよいよジャックポットゲーム。
まずは7羽のニワトリから始まる6レベルで賞金を獲得していけば、最終的に「聖杯ジャックポット」への道が開かれるという寸法じゃ。
7択から始まって選択の幅が狭まっていくことになり、巨大な足に踏まれるまで続くんじゃ。
最後の2択は2つのジャックポットを表していて、ベット額が多ければ多いほど、ジャックポットのひとつを獲得する確率が増えるわけじゃな。

なお、フリースピンはリスタートなしの一発勝負じゃ。

■ 改善点

モンティ・パイソン一流のブラックでシュールな世界観が苦手ならどうしようもないスロットじゃ。
行く手を阻むナイトとの戦いでは、腕や足が切り落とされて鮮血がほとばしったりもするので、そういうのがダメなら、やっぱりダメじゃろう。
好きな人は好きだが、ダメな人にはどうしても受け入れられないスロットと言えるじゃろうな。
とくに日本人には理解しにくい部分もあるかもしれん。
万人受けではないというところも、モンティ・パイソンの魅力じゃがな。

■ 総評・まとめ

飽きのこないボーナスゲームに、ハラハラドキドキのフリースピン。
一撃性は少ないかもしれんが、ひょっとすると当たりやすい…かもしれないジャックポットも魅力じゃろう。
しかし、なによりもモンティ・パイソンのファンなら、勝敗度外視で楽しめるスロットになっとるのは確かじゃ。
プレイするときには、ぜひとも音量を上げて、さらに小当たり程度の演出さえ飛ばさずに、思う存分にモンティ・パイソンの世界観に浸って遊んでもらいたいも
んじゃな。

by ゲーム仙人サイトー

■ 得点

 

スペック
ライン数: 20
リール数: 5
プログレッシブ: なし

 

評価項目 各10点
ギャンブル度: 8
ボーナス・演出度: 9
オリジナリティ: 8
グラフィック: 8
プレイの快適さ: 9
総合得点: 41

 

■ ランク

■ 詳細情報

タイトル:Monty Python’s Spamalot
開発元:プレイテック
リリース:2013年



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