■sin city
アメコミ界の巨匠、フランク・ミラーの代表作をスロットにしたものじゃな。
フランク・ミラーといえば、この作品のほかに、映画『ダークナイト』の元になった『バットマン・ダークナイト・リターンズ』や、これも映画化された『300/スリーハンドレッド』などがあるな。
もちろん、この『Sin City』も2005年に映画化されとる。
ミッキー・ロークやブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバと、ハリウッドの大物スターを起用した大作映画で、その映像も、まさにコミックそのままなクールでスタイリッシュなもんじゃった。
もちろん、このスロット版もコミックそのままのクールでスタイリッシュ、そして、じつにキケンな感じになっとるわけじゃよ。
■特徴 優れた点
キケンなポイントの第1じゃが、まず、このラインの多さには、ビックリじゃろう。
50ライン! このコーナーでは15ライン機でも「多ライン機」扱いしてきたわけじゃが、これからは25ラインでもミドル扱いにせにゃならんくらいじゃ。
じゃが、50ラインもあれば、毎回何か当たるだろうなどというのは、寝言にしかならん。
ある意味、ふつうの25ライン機種よりも当たりが遠いような気がするくらいじゃ。
もちろん、それでも多ライン機には違いないわけじゃから、そこそこは小当たりして、出費を抑えつつ的なプレイスタイルには、違いないじゃろう。
しかし、この『Sin City』には、そんな通常ゲームを消化試合的な扱いにしなくても良いような、アツイ部分。
いや、キケンなポイントがある。
それが、スロット右上に表示されとる「WANTED」じゃ。
これは、「WANTED」絵柄がリール上に現われると、その出現個数が表示される場所になるんじゃ。
いわゆるscatterの一種じゃが、ふつうのボーナスとは違って、通常ゲームでその威力を発揮する。
この「WANTED」が、3個以上リールに出現すると、その後5ゲームに渡って、倍率が変化するんじゃ。
3個で2倍、4個で3倍、5個なら、なんと5倍じゃ。
「WANTED」が出現した後の5ゲームは、まさに灼熱!
手に汗を握ることになるじゃろうな。
そう、雰囲気的には、パチンコのゲーム数限定確変みたいな感じかもしれん。
■ボーナス
そして、キケンといえば、この犯罪都市”Sin City”最大のキケンが、ボーナスじゃろう。
『Sin City』のボーナスは、いわゆるフリースピンじゃ。
黄色顔の悪党絵柄は3個リール上に出現で、ボーナスラウンドに突入となる。
ボーナスラウンドは、5種類あって、それぞれコミック調にストーリーが語られ、いくつかの選択肢などが提示される。
一発でフリースピンの回数と倍率が決定することもあれば、段階的に回数と倍率が加算される場合もある。
この加算されていく時が、かなりアツイわけじゃ。
20回越えのフリースピンに、4倍以上の倍率というのも、それほど珍しいもんでもない。
こうなると、50ライン機ということが、威力を発揮するわけじゃよ。
通常ゲームで、かなり手持ちを減らした感があっても、フリースピン一発で取り返せる。
運が良ければ、まさに一攫千金じゃ。
これほど、灼熱のフリースピン・ボーナスを搭載した機種は、なかなか他にはないじゃろうな。
■改善点
ゲームに対する改善点は、とくに見当たらんのじゃが。
なんせ原作が原作なもんじゃから、慣れていない人には、少々わかりにくい世界観かもしれんな。
スタイリッシュではあるが、バイオレンスも激しいタイプになるわけで、暴力的で拷問風なシーンも多い。
女性が側にいるときにプレイするようなスロットではないかもしれんな。
■総評・まとめ
もちろん、原作ファンにとっては、フランク・ミラーの描き出した世界で、思う存分スロット三昧なわけじゃから、かなり至福の時を味わえるじゃろうがな。
この独特の世界観。
これぞ、まず『Sin City』の醍醐味じゃ。
そして、通常から熱くなれる「WANTED」絵柄の存在。
さらに灼熱のフリースピン。
50ラインもあるので、フルで賭ければ、けっこうな投資になるわけでもあるが、運が向けば、確実にそれなりの見返りのあるスロットじゃろう。
by ゲーム仙人サイトー
■得点
スペック | |
ライン 数: |
50 |
リール数: | 5 |
プログレッシブ: | 無 |
評 価項目 |
各10点 |
ギャンブル度: | 8 |
ボーナス・演出度: | 9 |
オリジナリティ: | 8 |
グラフィック: | 8 |
プレイの快適さ: | 8 |
総合得点: | 41 |
■ランク
■詳細情報
タイトル:Frank Miller’s Sin City
開発元:パーティーゲーミング
リリース:2011年
■プレイ可能なカジノ