第21回 888カジノ 中世お城物語

前回までのあらすじ。
いまや「888.カジノ」の常連となったカオリちゃん。とにかくスロット大好きな彼女は今日も新しいゲームに挑むのだった。

あらら、またカオリちゃん、ここに来ているの?
あっ、先生。(やべっ、ウザいのが来た)
(先生)……いま、ウザいと思ったでしょ。
(カオリ)……(つうか、ホントにウザっ)。
(先生)あ、またウザいって思ったでしょ。
(カオリ)……先生。
(先生)はい?
(カオリ)私、もう一人でやっていけますから。
(先生)はい?
(カオリ)というわけで、先生の出番は今回で最後ですから。
(先生)はぃぃぃぃ?

(カオリ)はい。そんなわけで、今回からは私、カオリがお気に入りのスロットを紹介しちゃいます。名づけて「カオリのスロット三昧」。
(先生)あの、勝手にタイトルとかつけられても。
(カオリ)言ったでしょ、先生。もう、出てこないでください。
(先生)……はい。
(カオリ)それじゃあ行ってみよう! 今回、遊ぶのはこれ!!

中世お城物語」です。うーん、とってもシンプルでしょ、これ。いいよね、回しちゃうよ、えいっ。あーっ!!

いきなり、ボーナス絵柄が3つ揃ったぁ。え、これ、どうなるの? えっ、えっ?

……どこかのハリー・●ッターみたいだけど、ま、いいか。この本の中から一冊選ぶわけね。はい。よっし、クリア。次!!

今度は巻物を選ぶのね。はい。これもOK! 次、次。

今度はドラゴンを眠らせる薬かぁ。じゃ、真ん中。

はい、今度もクリア! って、これ、2つも「ゲームオーバー」があるじゃん。さっきは1個だったから、次は……3つ!?

カギが5個で3つがアウトってことは、2/5の確率ってことだよね。やばっ。うーんと、これっ。あ、セーフ。もう、これ、どこまで行くのよ?

あー!! これでラストでしょ。間違いないっ! どっか1つしか当りがないってことだよね。うーん。……これっ!!

あーん、ゲームオーバー。もうちょっとだったのにぃ。あ、でも、ここまでの分はもらえるんだ。ラッキー。じゃ、また続きやろっと。

(先生)あのー。
(カオリ)カチン!! 何回言ったらわかるの、あんた。もう出てこなくていいんだって。
(先生)いや、ゲームの説明しないとと思って。カオリちゃん、全然してないでしょ。
(カオリ)はいはい、わかったわかった。するから消えて。
(先生)……頼むよ、カオリちゃん。
(カオリ)うーんとね、このゲームはスロットです。でもって、騎士の図柄が3つ揃うとフリースピンができて、お姫様が3つ揃うとボーナスゲーム。以上、終わり。
(先生)もうちょっと説明しないと……。
(カオリ)カチン!!!! うるせーんだよ!!
(先生)ごめん、ごめんなさい。
(カオリ)はぁはぁ。じゃあ、もうちょっと。このゲームでフリースピンはあんまり期待しないほうがいいみたい。全然出ないから。その代り、ボーナスゲームがすごい出るの。だいたい30回に1回ぐらい。ホント、マジ出るから。で、最後まで行ければ賞金がドカンでしょ。ま、なかなか最後まで行けないんだけどね。でも、ボーナスゲームはしょっちゅう出るから、チャンスはいっぱいあるよ。私はまだ行けてないけど……。
(先生)そういうゲームだから、ボーナスでヒキを見せつけて勝ちましょう!!
(カオリ)なに出てきてんだよ、この野郎。
(先生)ごめん、ごめんなさい。

というわけで、出番がなくなってましまった先生。次回はいったいどうなるのか?
そして、カオリちゃんが選ぶ次のスロットは?
次回もどうぞお楽しみください。

※紹介動画はこちらをどうぞ。

タカハシ先生
元パチプロ。プロ歴8年。現役引退後もお小遣い稼ぎにたまーにパチンコを打つ生活を送っている。カオリちゃんにコテンパン(死語)にされてしまった。

ミノル君
パチンコ大好きな青年。20歳。台の研究等を一切しない初心者のため、当然ながら負けがこみ、タカハシ先生に泣きついてきた。今回もまた出番なし。

カオリちゃん
タカハシ先生にパチンコを教わっている21歳の女子大生。おとなしそうに見えて負けん気がやたらと強い。また、時々、あり得ないほどの「ヒキ」を見せる剛腕でもある。口癖は「カチン!」。かなり性格が悪いらしい。




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