ウィリアムヒル 市場の縮小と拡大   中国徹底の理由とは?

ウィリアムヒルは、もともと英国生まれの由緒あるスポーツベッティングとして始まりました。その後、インターネットの発展に伴いオンラインギャンブルに進出し、現在ではオンライン業界でもヨーロッパを代表するオンラインカジノブランドの一つになったわけですが、ここ数年はウィリアムヒルに注目せずにはいられない動きをしています。

オンラインカジノの運営会社は市場拡大という意味では常に模索をしているわけで、BET365やBODOGでなど数社が中国市場へ参入しました。そんな中、ウィリアムヒルでは8月19日をもって中国市場をからの撤退を決定。まさに時代を逆行の動きです。

一般的に中国市場はその人口もさることながら、もともと賭けごとの好きな国民性でも有名ですが、銀行の頭取がマカオで380億円すったとか、マカオ、韓国、フィリピンのカジノでは中国人観光客が一番良いお客だとか、話題には事欠きません。スポーツブックでも現在サッカーが大人気。

そんな大きな市場を撤退する理由とは!.?

ウィリアムヒルでは『法規制上の理由』ということで撤退すると言っているわけですが、これは、中国では賭博を禁止する法律がある(マカオなどの特別行政区を除く)、ということ。これは日本等と違って、中国では明確に取り締まる法律があるわけでして、海外から発信していようと賭博に関する行為自体NGなわけです。グレーではなくまっ黒けなわけですね。
現在中国で合法的な賭博は国営の宝くじのみ。(競馬は2010年まであったようですが、金銭をかけるのではなく、景品のようなものがもらえる仕組みだったようです。)
中国の宝くじ熱は非常に高く、世界でも第2位の市場ということですが、なんと国営の宝くじ売り場で違法の影くじまで売られるという不祥事まで起こす始末。中国人の賭博好きを如実に物語っております。

また筆者が推測するに、入出金が困難という問題。以前ネッテラーが中国向けの決済をだしていましたが、いつの間にやらサービス終了。結局日本でいうアングラカジノのような形態で運営していかなくてはいけなので、リスクも非常に高いわけです。しかもクレジットカードでの不正利用率はトップクラスという噂です。

中国国内で昨年、違法ギャンブル組織が逮捕されたそうですが、その組織は100億円以上の金額を扱っていたようです。それゆえか、年々中国警察の違法ギャンブルに対する取りしまりは厳しくなる一方で、現在の状態がいつまで続くのかは?といった懸念も残されます。

結果、中国市場の動く金額は多くとも、運営的にはかなりの危険もあるわけで、ウィリアムヒルのように他国でも合法的にガンガン市場開拓をしている会社にとっては、ハイリスクすぎる市場はいらない、といったところなのでしょう。賢明な選択だと思います。

ウィリアムヒルは昨年、英国企業として(海外企業としても初めて)ネバダ州でスポーツベット(ランドベース)のライセンスを取得。現在アメリカでの事業展開にも力をいれていますが、つい先日は同じギャンブルが合法であるオーストラリアのNo.1 スポーツベットのサイトも買収。着々とその堅実な業績を伸ばし続けるために市場拡大をしてきています。
オーストラリアもまたスポーツの盛んな国の一つで必然的にスポーツブックも当たり前に行われています。街角には小売店が一杯あり,競馬やラグビー、クリケット、テニスなどが人気のようです。
オーストラリアは有望な市場であり、利益は中国ほどなくても安全であることには間違いありません。

筆者的にはこの有望な会社でスポーツブックするより、ウィリアムヒル社の株を買った方がもうかる!?と思ってるんですけど、どうでしょうか?



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