MIT見学

マイクロゲーミング系の多くのカジノや最近ではPartyPokerなどがライセンスを受けているのがカナダのKahnawakeです。
そのKahnawakeにあるMohawk Internet Technologies (通称MIT)というところに見学に行きました。このMITでは多くのオンラインカジノやオンラインポーカーのゲームサーバーが稼動しています。モントリオール市内から20分ほどのところにあり、幹線道路沿いに看板もなくたたずんでいました。
トライデントグループの人の案内で中に入ると、MITのCEOとCOOが迎えてくれました。
さっそく見学をさせてもらったのですが、ラックに載ったサーバーがずらりとならんでいて、頭上ではずらりと並んだ冷却ファンがぶんぶんとまわっています。サーバーの後ろ側にまわるとものすごい熱です。
サーバーはHPやDellの普通の市販品を使っているようでした。規模は全然違いますが、普通の会社のコンピュータルームと同じような感じです。
ぼんやり眺めつつ歩いていると、COOがひとつのサーバーを指差します。「これは何ですか?」と聞くと、「これがサーバー一号機で、97年にマイクロゲーミングの最初のカジノが走っていたものです」ということでした。
当時はマイクロゲーミングにはゲーミングクラブ、カジノフォーチュン、ゴールデンパレスの3つのカジノしかなく、そのうちの一つだったそうです。ちょっと感動です。
その後、大きなUPS(無停止電源)や、さらに長い停電のための巨大な発電機などを見せてもらいました。
このMITはアメリカ大陸で最も容量の大きなバックボーン回線の真上にあるそうで、いくらでも容量は追加できるということでした。
ただ、最近はアジアとヨーロッパでの需要が高まっているので、シンガポールとアイルランドにも同様の設備を作っているそうです。
オンラインカジノとポーカーの隆盛でどんどん拡張しているようで、倉庫には新しいマシンが次々と運び込まれていました。
その機械機械した雰囲気と、建物のまわりの牧歌的な雰囲気の対比がなんとも面白いものでした。